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【オゾン層の破壊】オゾンホールとは何か?~環境への影響を解説~

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キーワード解説:オゾンホール

太陽光から有害な紫外線を吸収してくれるオゾン層に穴が空くとオゾンホールが形成され、紫外線の量が増加します。皮膚ガンのリスクが高まるという人体への影響はもちろん、地球の生態系そのものを破壊しかねません。その原因となっている物質を規制するためにモントリオール議定書が採択されています。

目次

オゾン層とオゾンホールとは

「オゾン層の破壊」はここ数十年の地球環境問題を語る上でのキーワードとなっています。

オゾン層とは

酸素に紫外線が作用して「オゾン」が形成されます。

オゾンは上空10km~50kmの成層圏に多く存在し、中でも25km付近に集中しています。
このオゾンが濃い空気の層のことをオゾン層と呼んでいます。

オゾンには太陽から降り注ぐ有害な紫外線を吸収する役割があります。

そのおかげで地球には豊かな生態系が作られました。

オゾンホールは地球に開いた「穴」

オゾンホールは、オゾン層に空いてしまった穴のことです。

南極では暖かくなる9月~10月頃オゾン層が薄くなる現象が見られ、1982年にはオゾン層が存在しない場所オゾンホールが観測されました。

私たちが排出する「フロン」という物質が紫外線と結びつくと塩素が発生します。

この塩素がオゾン層を破壊する要因なのですが、普通は紫外線と結合する前に大気中の水素などと結びつくため発生しません。

しかし、極寒の南極上空に存在する氷の結晶が化学変化し「塩素ガス」を生み出すのです。

その塩素ガスが9月~10月頃暖かくなる過程で太陽からの紫外線の影響で塩素となります。

よってオゾン層は破壊され「オゾンホール」が出来てしまうのです。

「北極と南極で起こっていること」(駒澤大学)
オゾン層とは(国土交通省 気象庁)

オゾンホール拡大による影響

オゾン層の破壊=オゾンホールの拡大

まず、この関係が成り立つことはおわかりだと思います。

現在、日本上空ではオゾンホールは見られませんが南極では先述の通りオゾンホールが観測され、近年では北極でも観測されました。

オゾンホールができると、私たちが住んでいる地表に降り注ぐ紫外線の量が増えます。

今までオゾン層が守ってくれていた有害な物質が地表付近まで達してしまう可能性があるのです。

過度な紫外線はシミやシワの原因になるだけでなく、将来的な皮膚ガンのリスクも高まります。

さらには地球上の他の生物にも悪影響を与え、生態系が壊れる恐れも十分に考えられます。

オゾン層が破壊されると…?(環境省)

環境条約「モントリオール議定書」

オゾン層の保護を目的として、1985年にウィーン条約が採択されました。

ウィーン条約をもとに、オゾン層破壊の要因となり得る物質を特定し規制することで人や環境を保護することを決めたものがモントリオール議定書です。

ここでは規制する対象となる物質の「削減スケジュール」を定めて段階的に削減していきます。

例えば、冷蔵庫、空調機器から放たれるクロロフルオロカーボン(一般的にはフロンと呼ばれています)です。

過去7回に渡って改正されており、具体的な数値の修正や新たな規制物質の選定などが行われています。

モントリオール議定書は、先進国にとどまらず発展途上国も規制の実施を約束しています。

その上で、先進国が発展途上国を支援できるようなシステムを構築しました。

このような理由から環境条約の中では最も成功したものだと評価されています。

オゾン層破壊物質の規制に関する国際枠組み(ウィーン条約・モントリオール議定書)(経済産業省)

最後に

オゾンホールの拡大は、数十年後に私たちやその次の世代に影響を与える問題です。

数十億年かけて出来た「緑豊かな地球」を守って行くために決して他人事ではいられない課題です。

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