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イギリス政党をわかやすく解説

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イギリスはエリザベス女王を国家元首とした政党政治が展開されている国です。
そんなイギリスの政党を紹介します。

イギリスの政党制度

イギリスは単一国家で国王(女王)はいますが、政治的権限は全く持っていません。

選挙は小選挙区制で政権交代が起きやすく、その為二大政党化が進みやすいと言われています。

イギリス憲法には単一の法典ではなく、成文法判例法慣習法などのさまざまな要素を組み合わせたものが憲法と見なされています。

目次

現在のイギリス下院議会の議席状況

Hung parliament and 70 Lib Dem MPs: What the general election result would have been if we used a PR system-INDEPENDENT

政党の紹介

保守党(Conservative Party)

スローガン:“Build back better”

Build Back Better|Conservatives

党首:ボリス・ジョンソン

政治的思想:保守主義

  • NHS(国民医療制度)への追加資金を提供。また毎年5万人の新しい看護師を雇い、5000万人分の手術の予約を可能にする
  • 所得税、付加価値税、国民保険の税率を引き上げない
  • 2050年までに温室ガス排出実質ゼロの目標を達成するために持続可能なエネルギーとグリーンインフラに投資
  • EU離脱

保守党が2019年の秋に行われた総選挙で過半数以上の議席を獲得した背景には、国民投票から3年たったEU離脱問題を早く解決し、NHSやインフラなどの問題に取り組む事を期待されていたことが挙げられます。

しかし、この10年保守党が行った緊縮財政政策がコロナの影響で裏目に出てしまいました。

コロナ以前に資金不足で苦しんでいたNHSはコロナの対応で医療崩壊寸前の状態、ブレグジット交渉は全く進まないのに、コロナ感染者数はまた増え続け、医療崩壊を防ぐためにも二度目のロックダウンが12月まで実施される予定です。

ジョンソン首相は「二度目のロックダウンはやりたくない」とずっと言っていたのにもかかわらず、一転と態度を変えた事をよく思う人はあまりいません。

イギリス政府は他の国と比べ、コロナ対策を実施するのが遅く、国民にも不人気という事から、ジョンソン首相に対する世間からの支持はこれをきっかけに下がると思います。

労働党(Labour Party)

スローガン:”A new leadership”

LABOUR

党首:キア・スターマー

政治的思想:社会民主主義

  • 国民保険と所得税の税率を凍結する一方で、年間80,000ポンド以上の収入がある人には、所得税をあげる
  • インフラの投資(特に北イングランド)
  • NHSに対して年間支出のうち平均で4.3%を投資する
  • 合意なしのブレグジットに反対

2019年総選挙で大敗を喫し、保守党が過半数以上の議席を獲得するという状態に陥ってしまいました。

敗因として挙げられるのが労働党が掲げたブレグジットに関する「二度目の国民投票」が国民の支持を得られなかった事、コービン党首が党内の反ユダヤ主義問題に対処になかった事でしょう。

大敗の責任をとり、コービン党首が党首の座から退いた事で今年労働党の新党首にキア・スターマーが選ばれました。

スターマー氏の当選で党のイメージアップを行おうとしていると同時にジョンソン首相のコロナウイルス対策に対する国民の不満が少しずつ募っている事から、次首相になる可能性がある政治家です。

スコットランド国民党(Scottish National Party)

Scottish National Party

党首:ニコラ・スタージョン

政治的思想:社会民主主義、スコットランド愛国主義

  • 合意なしのブレグジットに反対(62%のスコットランド人が離脱に反対した為)
  • スコットランド独立を是非を問う二度目の住民投票の実施
  • 2045年までに温室ガス排出実質ゼロの目標を達成

2014年の住民投票でスコットランドの独立は否決されたものの、総選挙で議席を増やして以来、勢いのある政党です。

ロックダウン中には毎日スタージョン氏が会見を開いたり、コロナ対策をイングランドよりも早く導入するなどして、コロナ対策でイングランドとの差を出しています。

コロナ対策に関してはスコットランドはイングランドよりも上手くいっているようです。

だからこそ、独立を巡る二度目の住民投票の実施の声が高まっています。

住民投票の実施にはイギリス政府の許可が必要な為、ジョンソン氏が首相を務める限り実施される可能性は極めて低いのですが、独立支持派が優勢になっている今、SNPがこの勢いをコロナが収束した後どれくらい長く保つ事ができるのかに注目しです。

自由民主党(Liberal Democrats)

Liberal Democrats

党首:エッド・デイビー

政治的思想:自由主義、親欧州主義

  • ブレグジットの中止(2019年総選挙での政策)
  • 2045年までに温室ガス排出実質ゼロの目標を設定
  • 学校に年間100億ポンドを投資。新しく20,000人の教師を採用

第三党であり、保守党・労働党の批判票の受け皿として見られる場合もあります。

総選挙ではブレグジットのキャンセルを訴えたものの、あまり国民の支持を得ることはできませんでした。

また当時党首だったジョー・スウィンソンは落選してしまった為、選挙後に辞任しました。

新しい党首にエッド・デイビー氏が選ばれたものの、知名度は他の党首と比べ低いのが現状です。

親欧州主義の政党が、EU離脱後はどのような政策を訴えるのでしょうか。

ブレグジット党(Brexit Party)

ReformUK

党首:ナイジェル・ファラージ

政治的思想:ポピュリズム、欧州懐疑主義

  • EUからの早期離脱
  • ロックダウン反対

党首のナイジェル・ファラージはEU離脱を訴えた、欧州懐疑主義運動のパイオニア的存在です。

UKIP(イギリス独立党)の党首であったが、2年前に辞任します。

2019年にブレグジット党を結成し、5月に行われた欧州議会議員選挙では保守党・労働党を抜いて首位となりました。

EU離脱の日に近くなるにつれ党としての存在意義を見失ったと思いきや、党の名前を Reform UK に改め、ロックダウン措置に反対する立場を表明しました。

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