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駅前で声をかけてきたマルチ商法の下っ端について行ってみた【前編】

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好奇心は猫を殺す、と言う言葉をご存知でしょうか?

「猫は9つの命を持つ」と言われるほどしぶとい生き物だけど、そんな猫でもその「好奇心」によって死んでしまうことがある。転じて「過剰な好奇心は身を滅ぼす」と言う意味のことわざです。

僕はこれまで、好奇心の赴くままいろんな場所に飛び込んで、しなくてもいい失敗や、恥ずかしい思いや、しないほうがよかった(かもしれない)経験を同年代の人より、ほんの少しだけ多めにしてきたと思います。

いつか、僕の好奇心も僕を殺す日が来るのでしょうか。

今回書かせてもらうのは、そんな私policy編集部ニート担当・峰健二郎マルチ商法下っ端との邂逅の物語です…。

目次

駅前の声かけ、その闇に迫る

「奴ら」に気を付けろ…

「すみません、この辺りでいい飲み屋知りませんか?」

皆さんは、駅前で男女ペアに声かけされたことはないだろうか?

そうして出会った彼らと、連絡先を交換したことがあったりしないだろうか?

彼らはもしかすると、「マルチ商法団体の下っ端」かもしれない…。

今回はあの、「駅前の声かけ」に関して、僕の体験談をシェアしていきたいと思います。

下っ端現る

10月の中旬のある日の夜。

僕ことpolicyのニート担当峰健二郎は、新宿のレストランで友人と食事を取った後、電車で渋谷駅へ戻り、改札を出て宮益坂の方へ歩みを進めていた。

少し駅の壁際に寄り、立ち止まって、先ほど別れた友人から来たラインを返していると、知らない二人組が急に声をかけてきたのだった。

すみません、この辺で今から飲むんですけど、
このあたりにいい飲み屋知りませんか?

声の主は、身長170センチくらいの男で、黒髪のセンターパートに、キツネのような一筆書きの目が特徴的な、人当たりの良さそうな人物だった。

隣には身長150センチくらいの小柄な、小麦色より少し暗い肌の女性が立っていた。

2人とも、黒のリクルートスーツにベージュのロングコートを着ていて、「ラフなビジネススタイル」と言ったファッションだ。「おそらく営業職だろうな」というのが、僕の印象だった。

対して、その時の僕は、青のキャップを目深く被り、白いマスクに大きめのウェリントンメガネをしていて、自分で言うのもなんだがあまり「声を掛けやすいタイプの人」ではなかったと思う。

あーっと…この辺りならいくらでもありますよ。
googleって言うアプリ便利ですよ、ちなみに無料です。

当時の僕は、親知らずを抜いたばかりで機嫌が悪く、かなり横柄な態度をとってしまっていたと思う。ごめん。

でも、下の親知らずを抜くと、抜いた穴を修復する際に「滲出液」と呼ばれる臭い液体が止めどなく流れ出てくるのだ。そんな口内環境で、常にハッピーでいろというのも無理な話でしょ。

えー、お兄さん絶対この辺詳しいでしょ!この辺りに住んでるんですか?

この人は、美味しいお店が聞きたいの?それとも僕に興味があるんだろうか?

まあ、この辺に住んでるので。

えー!渋谷に?珍しいー

そうですね、あんま聞かないですね

仕事は何してるんですか?

なんていう、謎のインタビューが始まってしまう。話していると、

  • 男の名は福田。年は26才。奈良県出身で食品関係の会社の営業職であること
  • 彼は大学院に行っていて、今年卒業したので、新卒として働いていること
  • 隣にいる女は沖縄県出身で23歳。同食品関係の会社の営業職である ということが分かった。

ちなみに、話の中で「店を探している」という話は一切出てこなかった。

おそらく、「お店を探してるんです」と話しかければ人は立ち止まって話を聞いてくれるから、と誰かに教わっているのだろう。

つまり、彼らの目的は僕の情報を引き出すことにあるわけだ。

いやーこんな話しやすい人初めてだよ!今度飲みにいきましょう!
LINE教えて下さい!

正直こんな薄い話で楽しそうにする福田に一抹のきしょさを覚えながらも、「好奇心には逆らわない」と心に決めていた僕は自分のQRコードを差し出していたのだった…。

下っ端とコミュニケーションをとる

さっきはありがとう!いい飲み屋見つけて今飲んでる!

よかったじゃないですか。楽しんでください

とても社交的なやりとりを交わしながら、僕は家に帰る。

今度飲みに行こうよ!いつ空いてる?

虎穴に入らずんば虎子を得ず、だ。

いいすよ、候補日送って下さい

そうして、割りかしすんなりと、その週の終わりに「飲み会」が開催されることになった。

しかし、おかしいのはここからだ。

謎のビルに招待される

じゃあここに来てくれる?東京都新宿区〇〇1-◯-◯8階

飲み会と言うから、どこかのお店を指定してくると考えていたが、送られてきたのはある雑居ビルの住所だった。

僕はgoogleを使いこなしていることで有名なので、googleマップのその住所を打ち込んでみる。

出てくるのは、2回に韓国料理屋の入っている、小汚い雑居ビルだ。

検索してみても、やはりスー◯の賃貸情報や貸しオフィスの情報しか出てこない。

やばいぞ

誰もが、そう直感的に思うだろう。

新宿の雑居ビルの8階。謎の男に招待された謎の事務所。のこのこついていって、ボコられる峰。そんな光景が目に浮かんだ。

普通の人なら、その時点で福田をブロックしておしまいだろう。だが、待って欲しい。

もし、自分が映画の主人公なら?もし小説のヒーローなら?行くだろう。

おけす

熟考することなく、僕はそう返事をしていた。僕はそんなに頭が良くないのだ。

こうして、僕はマルチ商法の下っ端との邂逅を果たしたのであった。

To be continued…

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