コラム

【国連サミットで採択】SDGsの「自分ごと化」( By 松坂)

フィリピンの経験から伝えたいSDGsとは何か

SDGsを知っていますか?

皆さんはSDGsという言葉を聞いたことはありますか?
SDGsジャーナルによると、トルコ、中国では90%以上の人がSDGsを「聞いたことがある」と回答してるのに対し、日本では49%ととても低い結果となっています。
世界28か国の平均は74%で、日本は28か国中28位とまだまだSDGsの認知率が低いことが分かります。

 

SDGsを聞いたことがある!と答えた人の中には「知ってはいるけどよくわからない」という人もいるのではないでしょうか。

SDGsとは Sustainable Development Goals の略で日本語に訳すと持続可能な開発目標となります。2015年9月の国連サミットで採択された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。

例えば1の貧困をなくそうというゴールでは
1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
といった具体的な目標が掲げられています。

遠い存在のように感じていた国際問題

SDGsという言葉を聞いても、貧困の現状を知っても、どこか他人事であるような。そんな感覚でいる人もいると思います。
私も少し前まではそうでした。
貧困や紛争の悲惨な現状を知っても自分とは遠い問題のような気がして、具体的に何をしたらよいかもわからない。
改善するべきだということはわかっていても、突き動かされるような原動力がない。

フィリピンで見た景色

フィリピンのセブ島といえば、何を思い浮かべますか?

青い海と青い空ですか?
果物のジュースを飲みながらゆったりと過ごす南国リゾートのイメージですか?

私が見たものはそんな日本のガイドブックから作られるようなイメージとはかけ離れたものでした。
ショッピングモールが並ぶダウンタウン。
きれいに整備された内装とは異なり、その周辺を取り巻くのはゴミや油などが浮いた水たまり、いたるところであらゆる異臭がします。
海にはプラスチックやレジ袋などのゴミが浮いていました。
また、フィリピンでは水道からでる水はそのまま飲めません。

フィリピンは日本より致死率が高く、現地で出会ったフィリピンの学生にも親しい人を亡くすという経験した人が多くいました。

フィリピンでデング熱などの病気が流行っているのは、気候のせいもあるかもしれませんが、衛生的な問題もあると思いました。

フィクションが現実になった瞬間

小さな子供にお金を要求された。

発展途上国に訪れた人から聞いたことがあるフレーズ。

別に嘘だとは思ってない。嘘だとは思ってないけど、どこかフィクションのお話であるような感覚でいました。
フィリピンで街を歩いている中でストリートチルドレンに遭遇しました。

でこぼこした道を裸足で歩いていました。
教会の前で一生懸命ものを売りつけてくる人に会いました。
道で募金箱をおいてうなだれているホームレスを見ました。
道で横たわっている子供を見ました。

この現状をたたきつけられて、簡単に受け入れるだけの器は私にはありませんでした。
頭を鈍器でたたかれて、脳震盪を起こしているような感覚でした。
お金をせがまれて、ここでお金を渡しても根本的なものは解決できません。

一体どうしたらよいのでしょうか。

自分ごと化

フィリピンから帰国してから思ったことは、買い物する際に、私が「レジ袋いらないです。」と言ったところで世界は変わらないだろうということです。

けど、もし100万人がレジ袋をいらないと言ったら世界は変わるかもしれません

だから1人でも多くの人に意識してもらいたいと思っています。

SDGsを達成するためにはより多くの人がSDGsについて考える必要があると思います。
どうしたら多くの人を巻き込めるのか。

なにか行動を起こすときに必要なのは原動力です。
原動力とは嬉しさ、楽しさ、わくわく、怒り、憎しみなどの感情から生まれます。
そう。人を動かす時には感情を動かすことがキーになるのです。
やらされてやるよりも進んでやるのでは当然熱量が変わってきます。

具体的にどう感情を動かすかというと
諸問題を自分のストーリーに組み込む
ようにすること。

自分の‟学校を創りたい“という夢も、
選択肢がなく、自分のやりたいことが出来なく、不自由さを感じながら過ごした高校時代の経験から来ています。

まさにこれこそ、問題を自分のストーリーに組み込むということに当てはまるのではないかと思っています。
選択肢がなく、人を標準化するという現代の教育の問題に不自由さを感じたということでこの問題を自分ごと化したというわけです。

自分ごと化
今の日本にとって、とても重要なキーワードであると私は感じています。

おわりに

フィリピンの学生はこの状況を打開するために必死で考えていました。
私も一緒に一生懸命考えます。

大きすぎる壁の前にどうしていいかわからず、
ただ突っ立っている状態だけど、私たちは動かなければならない。

2030年まであと10年。

新型コロナウイルスの流行により、ますます世界は厳しい状況になりました。
このペースでは間に合いません。

間違いなく言えることは、世界中全ての人がSDGsについて考えなければこのゴールは達成できない
ということです。

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