コラム

20代女性の市会議員の割合、ご存知ですか?(By 住田 涼)

なぜ若者に公金が出ない?20代女性の市会議員の割合ご存知ですか?

Policyの記事を読まれている皆さま、初めまして!
小学生から大学生に向けたキャリア教育事業をやっております、(非営利型)一般社団法人Nancy代表理事の住田と申します。

普段は本業に注力しているため記事更新は不定期になってしまいますが、子どもや若者、教育やNPOといった僕が関わる属性は政治と切っては切り離せないところにいるので、今後もネタがある度に更新する予定です。

子どもも若者も、みんなの生活は政治と繋がっている

それらの属性が政治とどう関わっているのか?というと、例えば僕が初めて政治に興味を持つキッカケとなったのは、認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏が執筆された記事
選挙に行かない男と、付き合ってはいけない5つの理由
を読んだ衝撃でした。5分で読めますが、特に重要な部分を引用します。

“選挙を放棄するということは、君にも君たちの子どもの将来にも、本気では関心ないよ、ということと一緒なんだ。

知っているかい?若者があまりに投票しないから、国の支出は子ども:高齢者で1:11というひどい状態になっていることを。投票しない、ということはそういうことだ。”

公金が支出されないのは子どもに対してだけではありません。

僕の周りの教育界隈では今年の6月、妹尾昌俊氏が執筆した記事「世界一教育にカネをかけない国」日本が生み出した“教師のブラック労働化”」が大きな話題となりました。

“いま、日本の教師は危機的状況にある。年間5000人が精神疾患休職となる「死と隣り合わせの現場」で働き、その過酷な労働環境が「学ばない教師」「信頼されない教師」を生み出している。”

“まず、政府が教育にかける予算は、ワーストクラスです。

OECDの2016年の調査によると、初等教育(小学校)から高等教育(大学等)の公的支出がGDPに占める割合は、日本は2.9%となっており、これは35か国中最下位です。なお、OECD加盟国の平均は4.0%です。”

そしてもう1点。

“日本の先生(中学校教員)は、グラフの右上に飛び抜けた位置にいることがわかります。週の平均勤務時間は約60時間。さらに、勤務時間が60時間以上の割合が半数を超える国は、日本しかありませんでした。”

なぜこんなことが起こっているのでしょうか?

「政府が腐っているから?」
「政治家がダメだから?」

答えはどちらでもなく、フローレンスの駒崎氏もおっしゃっていたように、原因は選挙にあります。

子どもや若者たちのために、私たちができること

基本的に選挙って、出るだけでも多くのお金が出ていきますし、そこにかかる労力も半端ではありません。

それをかけられるだけの想いや熱量、そして行動力だったり多くの方々からの応援がなければ当選できない分、政治家は基本的にみんな政治を通して地域や人々に貢献したい想いを持っている人たちだと個人的には思っています。

しかしそんな想いも、選挙に当選できなければ叶えることができません。

そう考えると必然的に、「投票へ行く人たちに投票してもらえるような政策を第一に押し出さざるを得ない」んです。

つまり「若者は高齢者より少ないんだから投票に行ってもムダ。」という声をよく聞きますが、選挙って勝ち負けだけの話じゃないんです。

「自分たちに向けた政策を打ってくれたら票になりますよ」という意思表示の場でもあるわけです。

「そうは言っても誰に投票すればいいか分からん」という人も多いですよね。僕も最初はそうでしたし、今でも選挙の度に迷いながら入れています。

そんな方々にぜひ読んでほしいのがブロガー議員として有名な音喜多駿氏が執筆された「本気で「誰に入れたらいいかわからない!」という人のための、3分でわかる投票先の選び方」。

要約すると
現状の政治や市政・区政にはもやもやとした不満がある、なんとなくだけど変わらなければならないと思っている

でも「何かを変えたいけど誰に投票したらいいか分からない」という方に向けて、音喜多駿氏は投票先を瞬時に決められる3つの要素を提示しています。

①男性か女性であれば、女性を選ぶ
②現職か新人であれば、新人を選ぶ
③上記が同じ条件であれば、より年齢が若い方を選ぶ

議員の平均年齢が若いほど、女性議員が多いほど、政策立案や条例可決が活発なようですね。

しかし地方議会の女性の割合っておおよそ1割しかいないそうです。
20代の女性ともなると、日本の市議会議員18,889人のうちたった19人。(令和元年7月全国市議会議長会総務部調べ)

つまり、なんとたったの0.1%。

30代40代も若者と言えるかもしれませんが、仕事や結婚や子育てなど自分の人生や将来に対して特に強く悩んでいる時期というのはやはり10代20代ではないでしょうか。

いま現在、選挙まっただ中の愛知県・岡崎市に20代女性の立候補者

「そうは言っても、そもそも20代の女性で立候補する人がほとんどいないじゃん」という声もあるでしょう。

それはもう、本当にその通りです。そういう候補者が出てくるような仕組みや環境づくりを地道にしていかなければなりません。

しかし今この瞬間にもできることがあります。

それは、20代女性の立候補者を見かけたら、その方が当選できるように応援すること。

愛知県の岡崎市では10月18日に市議会議員選挙が行われるのですが、その中の候補者の1人に27歳(最年少)・無所属・新人の立候補者:三塩なつみ氏が今回初めて選挙に挑戦します。

ちなみに無所属というのは所属している政党や会派がないということです。
政党からの助成金や応援がないため大きな不利の要因となってしまいますが、「政党からの意向を聞かなければならない」というしがらみが無いため比較的自由に動けるそうです。大事にしたい人や想いを最優先に動けるということですね。

日本の公職選挙においては「地盤・カバン(資金力)・看板(知名度)」の三要素(いわゆる三バン)が必要と言われているのですが、20代の方の立候補が少ないのはこれらの要素が若者にはほとんどないことも大きな要因になっているのではないかと思います。

それは彼女も例外ではないのですが、様々な面で不利な状況にある中でも、「それでも誰かが変えなきゃいけないんだ」と政治の道へ挑戦されていることに僕自身、本当に尊敬しています。

全ては子どもたちのため、若者たちのために。
若者から日本を教育を、そして子どもたちや若者を取り巻く環境をより良くしていくんだという「想い」があれば政治だって変えていける。

三塩なつみ氏が当選できれば、そんな希望を持てる若者や女性がきっと増えると思うんです。
というより、実は選挙運動の中でそんな希望を見出している若者が既に増えています。

「今年の春に18歳になり、選挙権を持ちました。三塩なつみさんへ投票するために初めての選挙へ行こうと思います」

「今日、信号で声をかけてもらった高校生です。家でチラシを読み、とてもカッコいいと思いました。私はまだ17才なので選挙権はありません。みんなが羨ましいです…18になったら必ず選挙に行きます!」

実際に若者たちからこんな声が三塩なつみ氏のもとに集まっています。

これから社会と接点を持っていこうとする若者たちが、「こんな大人になりたい!」と希望を持って背中を追えるために。
この挑戦が報われてほしいです。

1人でも多くの岡崎市に在住の方、岡崎市に知り合いのいる方、1票でも多くの票に繋がるように、周囲へのお声がけや選挙運動へのご協力をぜひお願いできますと幸いです。

そして27歳女性でも当選できるという事例が日本に広まり、1人でも多くの20代助成が選挙へ立候補するようになれば、これからの日本の政治がより明るくなっていくのではないでしょうか。

今後も大注目です!

10月15日にはNPO法人ドットジェイピー(学生向けに議員インターンを提供している団体)理事長の方とのLIVE配信も予定しているとのこと。興味ある方はFacebookやInstagram、Twitterなどチェックしてみてください!

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