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センキョ割とは!?NPO法人ドットジェイピーつくば支部に聞く選挙と政治参加の未来

センキョ割

センキョ割とは!?NPO法人ドットジェイピーつくば支部に聞いてみた

2020年10月25日に茨城県つくば市長選・市議会議員選が投票日を迎えます。期日前投票は19日(月)から24日(土)まで実施予定です。

問題となるのが若年層の投票率の低さ。これを打開するための「センキョ割」キャンペーンを運営実施する学生団体であるNPO法人ドットジェイピーつくば支部さんに、今回は電話でお話を伺いました。

NPO法人ドットジェイピーつくば支部
センキョ割担当・金 龍泰さん
前支部代表・たなべさん

インタビュアー・Policy編集部
momotaKyo

「センキョ割」ってどんなサービス?

momota そもそも「センキョ割」とは、どんなものなのでしょうか?また、参加することによりどんなメリットがあるのでしょうか。

センキョ割担当・金さん センキョ割は、選挙に行った人が投票所の前で自撮りした写真をお店に持っていくと、割引やドリンク一杯無料などサービスが受けられるというキャンペーンです。
つくば市内のマッサージ店やラーメン店、うどん屋、ナポリタンなど、飲食店を中心に様々な店舗で利用可能です。
他にも、カラオケ店などの若者向けの娯楽施設、あとは変わったところでいくと不動産屋さんでも利用が可能で、不動産契約したらラップを二個もらえたりします。
ちょうど学生だと部屋を探し始めている人も多く、そのあたりにも響くのではと思っています。現在、35店舗ほどに参加して頂いており、つくば駅周辺の店舗が多いです。

思わずお腹が鳴ってしまいそうなグルメたち。全てセンキョ割の対象である。

メリットは、若者のみならず全市民が使える点だと思います。
筑波大周辺の美味しいラーメン屋さんとか、ちょっとお高めの鰻屋さんなどが500円引きで利用できたりします!普段ちょっと行きづらいお店にも使えますし、普段からよく行くお店にも使えるので、筑波大生やつくば市に住む若者にはメリットは大きいと思います。

若者に選挙に行ってもらう為に、まずつくば市全体が(選挙で)盛り上がっている状態になり、そこに若者が参加する形になればいいのかなと思っています。街全体を盛り上げていきたいと思っています。最終的には投票率を5~10%くらい上げることが出来ればと思っています。そのために谷田部地区と桜地区の二地区から、大体7500人くらいにご参加いただきたいというのが目標です。


momota
 思ったより多岐に渡る店舗で利用できるのでビックリです。また、割引に必要なのが投票証明書ではなく、「自撮り写真」というのが手軽でいいですね!

 若者にとっての手軽さを重視しました!
あとは、投票証明書は投票所に用意されている紙の数が少ないことと、貰うのに申請が必要な点がネックなので、そこを考慮して自撮り写真にしています。

kyo 写真で共有が出来る点は、SNS等で拡散する際にも盛り上がりそうだし、若者に親しみやすいですね!

momota ちなみに、参加する店舗側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 つくば周辺はお店が点々としており、中にはまだ若者に認知されていない所もあるかと思います。センキョ割は、そんなお店に学生などが足を運ぶ機会になり、効果的なPRが出来る点がメリットだと思います。また、センキョ割に参加している店舗はこちら(つくば選挙割ホームページ | つくば選挙割実行委員会
に掲載もさせて頂いていて、サービス例や場所なども確認できます。
コロナ禍で集客が落ち込んでしまっている飲食店さんも多いかもしれませんが、そこに新たなお客さんを呼び込むきっかけにもなれればと思っています。

Kyo 町おこしを「選挙」と連動して行うというのが非常に面白い取り組みであると感じました。例えば海外では選挙の際に出店が並ぶこともあります。また、アメリカの大統領選の際などは、候補者が来る際に人も呼び込んで街に活気をもたらすという取り組みもあります。日本もそうなっていってほしいなと思います(笑)

 そうですね!選挙をある意味「お祭り」みたいにして、「楽しい!」というムードを醸成出来たらと思います。それが若者の政治参画を促すカギになるのではないかと思っています。

momota 店舗さんに参加をして頂くためには、どうされているのですか。

 大体100店舗くらいに声をかけさせて頂いています。そのうえで、やはり「つくばを盛り上げていきたい!」という熱意のある方に多く賛同頂いている印象があります。

お店の方との交渉なども、すべて学生が行う。中央にいるのが金龍泰さん。

momota 学生が実際に営業までされているとは、凄いです。

NPO法人ドットジェイピーの活動について

momota NPO法人ドットジェイピーつくば支部の中でも特に、「センキョ割」の運営実行はどれくらいの人数の学生で行われているのですか?

 先ほどのような参加店舗さんへの営業の担当が3~4人、広報担当が3~4人という、比較的少人数で運営しています。

­momota ドットジェイピーさんの普段ご活動は、「センキョ割」だけに留まらないと思うのですが、メインのご活動は、どういったものなんですか?

 普段は、学生を議員さんの下に派遣するという議員インターンの活動をしています。色んな学生に声をかけ、議員さんの下に二か月ほど行ってもらう中で社会等の色々な経験を学んでもらう、ソーシャルインターンシップを運営する活動が主になります。

Kyo 議員インターンといえばドットジェイピーさんっていう感じありますよね!
ちなみに、議員さんとのマッチングというのはどうやって行っているんですか?

 参加してくれる学生に「どんなことを学びたいか」という事を聞き取りをして、それに合わせて学生スタッフが調整しています!

NPO法人ドットジェイピーの活動風景。

Kyo それも学生がやるからこそ、学生の気持ちが分かるという所があるのかもしれませんね!非常に素晴らしいなと思います!
在籍しているドットジェイピーさんのメンバーには、どのような方が多いですか?

 インターンを経験した学生がスタッフになります。スタッフになるとまた議員さんとのやり取りが増えるので、そこでまた勉強をして。もっと議員さんとのやりとりを増やしたいと思う人が多いです。

Kyo 最近言われている事としては、選挙とか議員の活動を勉強した人としてない人では、政治への意識が大きく異なるといった研究もあるみたいで。そういった所も含めて、皆一度、ある種の政治体験をしてほしいなとは僕も思います。そういった意味で、ドットジェイピーさんとしては、これからどういった形で活動を広げていきたいと思いますか?

 投票率の低下が今後も目に見えているなかで、学生が投票に行く重要性というのは、やはり学生が主張しなければいけないと思います。議員インターンというものを、もっと広めていければと思います。いま、代表がいるので、代わりますね!

momota 普段の活動に関して伺っていまして、みなさんどのような思いでご活動されているのかお聞きしたいです!

前代表・たなべさん NPO法人ドットジェイピーの理念として「若年投票率の向上」と「ジャパン・プロデューサーの創出」といった所を理念として掲げています。「ジャパン・プロデューサー」というのは造語ですが、「日本を創る」人々といった意味です。
日本には諸問題、課題、これから変えていかなければいけない所などが沢山あると思います。そういった所に自分からアクションを起こす、もしくは自分で変えていける人材を一人でも多く輩出すること、もしくはそういった人材に「なる」きっかけを提供することを目標としています。
その為の主な事業として議員インターンシップを運営しています。
日本が抱えている問題に対して実際にアクションを起こしている人たちのもとで影響を受け、「じゃあ自分はどうしたらいいのか」を考えてもらう機会を提供しています。
また、「諸問題」という所に関連して、NPOインターンシップというものの運営もしています。

momota つくば支部だけではなく、全国に支部がありますよね。

たなべ そうですね。ちょっと前のデータですが、今年に入って30支部程になりました。1つの県に2つあることもあるので、大体27都道府県くらいになります。北は北海道から、南は鹿児島まで展開しています。
全国に500名以上の学生スタッフがおりまして、僕たち同様にインターンシップの運営をしています。また、例えば東京ですと大使館や領事館が多くあります。そういった所では大使館や領事館インターンシップを運営しています。

つくば支部は現在13~14名で、デフォルトですとひと支部大体20人程を目指して活動をしています。そうした中で、自分の所属する大学や近くの大学に行き説明会をしてインターン参加者を集めたりしています。
また、僕たちスタッフが議員さんやNPOさんのもとに営業をしに行き、インターンシッププログラムの受け入れをお願いしたり、ドットジェイピーのサービスを使ってもらうといった事もしています。

Kyo 今回のセンキョ割ではクラウドファンディングを活用されていますが、順調ですか??

たなべ これはきむに代わったほうが。
 大体2割3割といったところだと思います。50万円集めたいですが、今だとまだ15万円くらいです。

Kyo policyもなんとか協力しますので!

 ありがとうございます!笑
今後「センキョ割」を色々な場所でやっていく際に、資金がどこから出るかというと、やはりクラウドファンディングからという形になるのではと思います。ここで一度成功させて、今後のセンキョ割に繋げていきたいという思いはあります!

Kyo 今回ずっとお話伺っていて、、めちゃくちゃ共感してました(笑)ドットジェイピーさんは、どういう手法で今後広げていきたいとかってあるんですか??

 議員インターンをずっとやっている団体ではありますが、(若者により政治に関心を持ってもらうためには)今の活動だけでは十分でないというのはずっと感じていて。今回のセンキョ割もそうですが、選挙といったような「仕組み」から変えていけるような取り組みを、今後もしていきたいです。

政治をもっと面白く!ワクワクする選挙へ

momota ありがとうございます。最後になるのですが、当メディア=PolicyはU25の若者に、より政治に関心をもってもらいたいという意図で運営しています。若者に向けて、アツいメッセージ等ありましたら、是非お聞かせ下さい!

 若い人からすると、正直政治はまだ「オモシロくない」ものなのかなと思います。ただ、オモシロくないと思ったままで大丈夫です!僕たちが面白い取り組みをしていくなかで、「やりたくなっちゃうぞ!」っていう!笑 政治をもっと「ワクワクするもの」にしていこうと思うので、是非、見ていてください!

‐つくば市では10月25日に市長選と市議会選挙が行われる。つくば市にお住まいの方は是非センキョ割を利用してみて欲しい。

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