コラム

【天安門事件】長い目で見る外交の難しさ(By たいき)

【天安門事件】長い目で見る外交の難しさ

30年前の新事実

1989年6月4日に中国共産党が民主化運動を武力弾圧した天安門事件

その直後、日本政府が今後の対中政策として「民主・人権」より「長期的、大局的見地」を重視する方針を打ち出していたことが、外交文書の公開によって分かりました。

極秘扱いの別の外交文書は、西側諸国による対中共同制裁に反対し、日本として中国を「息長くかつできるだけ温かい目で見守っていく」と記しており、対中配慮姿勢が明確に書かれています。

中国を暴走させた責任は重い

つまりこの外交文書の公開によって、中国を現在のようなモンスターにしてしまったのは日本の責任が大きいという事がわかります。

ただ、日本だけの責任ではなく、西側諸国も中国を世界の工場として押し上げていった責任はあるのではないでしょうか。

世界的に、中国が変化していくのを見守っていくしかないという時代の潮流の中で、天安門事件後も中国の成長と独裁体制を野放しにしていましたが、この10数年で中国は経済発展からの民主化になるばかりか、更に独裁体制は強化されています。

結論としては、早い段階で強力な制裁を課して、人権的観点から民主化を西側諸国が後押しすべきであったと思います。もちろん、日本がその先陣を切るべきではありました。

「将来」を見据える難しさ

今となってはだれにも止められない程強大な国家に変貌してしまっており、アメリカにも止めることが難しい事は否めません。

しかし、国際情勢を予測していく難しさ、外交の難しさもこの天安門事件での対応を見ている限り理解できます。

当時の日本の経済的優位と精神的優位の状態では、将来を見据えた正常な判断は難しかったのかもしれません。

これも結局は結果論であり、外交政策は楽観的に策定すると痛い目に合うのだなと感じました。

核兵器って どこの国が持ってるの?
【核保有国 一覧】核兵器ってどこの国が持ってるの?キーワード解説:「核保有国」 突然ですが、問題です! 現在、核保有国は何カ国でしょうか。 第二次世界大戦からどのようにして現在の世界...

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
ABOUT ME
たいき
たいき
1999年、宮崎生まれ川崎市育ちの大学生。趣味は旅と読書。海外旅行で様々な若者と関わるうちに、日本人の政治に対する姿勢に疑問を抱く。若者の政治参加推進を掲げて幅広く活動しながら、参議院議員の音喜多駿に憧れ政治について勉強中。現在は、衆議院東京15区支部長、金澤ゆいの下で江東区を拠点に政治活動を行う。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。