コラム

【自民党総裁選】非世襲・非官僚のたたき上げ政治家 菅義偉(By TAKUYA)

総裁候補の筆頭格「菅義偉」徹底解剖

先月、安倍首相が辞任を表明されました。その後、総裁選を巡る動きが活発になり、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長、菅義偉官房長官の3人が有力候補となっています。その中で、細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派の5派閥と菅グループが支援する菅義偉官房長官が最も有力とされています。今回は、話題の菅義偉さんを取り上げます。

プロフィール

1948年 秋田県生まれ
1973年 法政大学法学部卒業
1983年 小此木彦三郎通商産業大臣秘書官
1987年 横浜市会議員初当選(西区選挙区)
1996年 衆議院議員初当選(神奈川2区)
2002年 国土交通大臣政務官(第一次小泉内閣)
2003年 経済産業大臣政務官(第一次小泉第二次改造内閣)
2005年 総務副大臣(情報通信、郵政担当/第三次小泉改造内閣)
2006年 総務大臣、内閣府特命担当大臣(地方分権改革)、郵政民営化担当大臣(第一次安倍内閣)
2007年 自民党選挙対策総局長
2008年 自民党選挙対策副委員長
2010年 自民党広報本部長代理、国会対策副委員長
2011年 自民党組織運動本部長
2012年 自民党幹事長代行
2012年 内閣官房長官(第二次安倍内閣)

現職 内閣官房長官、拉致問題担当大臣、沖縄基地負担軽減担当大臣

菅義偉の経歴

生い立ちから議員秘書になるまで
菅さんは秋田県の農家の長男として生まれ、高校卒業後は「東京で自分の力を試してみたい」と思い、家出同然で上京しました。上京後は段ボール工場に就職し、入学金を貯めるためにアルバイトをしながら、試験勉強をするという生活を2年間続けました。その後、当時、私大でもっとも学費が安かった法政大学に入学しました。卒業後は民間企業に勤めますが、「政治に人生をかけてみたい」と大学の学生課から紹介を受けた大学OBの国会議員事務所の紹介で、小此木彦三郎衆議院議員の秘書となりました。

横浜市会議員、衆議院議員に
議員秘書を11年務めた後、38歳で横浜市会議員選挙に出馬します。この選挙では、現職が有力議員であったため、周囲から猛反対を受け、また小此木彦三郎衆議院議員からも「次まで待て」と反対されましたが、菅さんは1日300軒歩き続け、その結果当選しました。横浜市会議員在職中に、中央集権体制に疑問を持ち、国政に挑戦することになります。

衆議院議員として
衆議院議員当選後は、国土交通政務官、経済産業政務官、総務副大臣を歴任しました。第一次安倍内閣で総務大臣に就任し、初入閣しました。総務大臣として、ふるさと納税創設、NHK改革、地方分権改革法案の成立などの取り組みました。

官房長官へ、そして現在
第二次安倍内閣が誕生する直前の自民党総裁選では、当初安倍さんは立候補しないと言われていました。安倍さんの周辺も、「大臣をやってからでも遅くない」、「今回負けたら政治生命が終わる」として、総裁選出馬には慎重な声が多かったそうです。そんな中、立候補を強く勧めたのが菅さんでした。焼鳥屋で3時間、安倍さんを説得したというエピソードもあります。第二次安倍政権誕生の立役者は菅さんだったのです。総裁選で安倍さんが当選後、菅さんは幹事長代行に就き、第二次安倍内閣で官房長官に就任。2016年7月8日には、官房長官在任期間が歴代1位となりました。

政策

主な公約・政策(抜粋)
・国難の新型コロナ危機を克服
感染対策と経済活動の両立を図る/検査体制の拡充/来年前半までに全国民分のワクチン確保

・縦割り打破なくして日本再生なし
行政のデジタル化/マイナンバーカードの普及

・雇用を確保、暮らしを守る
持続化給付金、GoToキャンペーン等の経済対策

・活力ある地方を創る
最低賃金の全国的な引き上げ/農業改革/頑張る地方を政治主導でサポート

・少子化に対処し、安心の社会保障を
不妊治療の支援拡大/保育サービス拡充による待機児童対策/女性が活躍できる環境の実現

・国益を守る外交・危機管理
「自由で開かれたインド太平洋」の推進/近隣国との安定的な関係の構築/拉致問題の解決/憲法改正

菅さんは、アベノミクスの継承など安倍路線を引き継ぐ意向を示しています。菅カラーをどのように出していくのかに注目ですが、行政のデジタル化や地方創生、規制改革など、菅さんの専門である内政で独自色を出していくと見られます。また、拉致問題、憲法改正などの残された課題にどのように取り組むのか、今後の発言に注目してみてください。

まとめ

政治の空白を作らないために、簡易型の総裁選挙となる中、各都道府県連では予備選挙を実施し、党員の声を反映させようと準備が進んでいます。自民党員以外は投票できませんが、次の総理大臣を決める重要な選挙です。TVや新聞、ネットでは総裁選のことが多く取り上げられると思いますので、ぜひご注目ください。

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ABOUT ME
TAKUYA
TAKUYA
平成13年生まれ。富山県高岡市出身。東京経済大学現代法学部1年。高校在学時には新聞部の部長として、全国高等学校総合文化祭や政治家を取材。現在、一般社団法人日本若者協議会、自由民主党神奈川県支部連合会学生部、NPO法人JYMA日本青年遺骨収集団に所属。政治について勉強中。東京都在住。

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