コラム

【自民党総裁選】岸田文雄のビジョンとは?(By うの)

総裁選の行方は?

来歴

1957年 7月生まれ 通産官僚の父を持つ。
1982年 早稲田大学法学部卒業(株)日本長期信用銀行入社
1993年 衆議院議員初当選
2001年 文部科学副大臣
2007年 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方・国民生活・科学技術政策・規制改革担当)
2012年 宏池会会長・外務大臣
2017年 外務大臣兼防衛大臣・政務調査会長
2020年 総裁選出馬

政策「分断から協調へ」

引用:https://twitter.com/kokubkonosuke/status/1301338183108493

岸田議員の政権構想は「格差の是正」という観点で、安倍政権を踏襲しつつ、自らの存在感を強めるものとなっている。直近の課題である「新型コロナ対策」はPCR検査の体制を拡充し、医療機関へ財政支援を行う。感染症対策と経済対策を両輪で進めるというものだ。病院は「サービスの値段」を政府が決めているだけに、儲けようとしても簡単ではない。新型コロナの影響で2/3の病院は赤字に転落したといわれている。
経済政策は若干社会主義的な面も。政策では分配を強化し、最低賃金を引き上げや、教育や住宅の負担を軽減すると訴える。消費税減税には触れず、地方分権も少し遠のく印象を受けた。
目新しいものとして、全省庁の規制を見直す「デジタル規制改革」や縦割りを排した「データ庁」を設置するというもの。規制緩和を行うために設置されるものだが、どれだけ存在感を発揮できるかは岸田議員の腕次第だ。
デジタル分野には意欲を見せており、地方の供給網の多角化など経済安全保障体制を構築を目指している。「5G」の早期全国展開でで「デジタル田園都市国家構想」を推進するとしているが、日本では未だ基地局が足りておらず、5Gの移行も簡単ではない。各家庭においても5Gが未だ一般的でない中で、「デジタル田園都市国家構想」が早期に実現できるかは未知数だ。
外交や憲法改正については、岸田議員がハト派と言われるのを体現するような形で、ソフト路線である。日米関係を維持しつつ、対中国において強硬な姿勢を示す訳ではないだろう。憲法改正についても、安倍政権ほど前向きではない印象だ。

「経済の分断、社会の分断、国際社会の分断、こうしたことを考えますと、今求められているのは、『分断から協調へ』であるということ」(岸田文雄 政調会長)

ポスト安倍は…

ポスト安倍レースに大幅なリードをとっているのが菅義偉議員である。自身のグループに加え、二階派・麻生派・細田派・竹下派の支援を受け、次期総裁に最も近い人物となっている。自民党内としても「安倍政権の継承」を掲げる菅議員に理解を示す形となった。
岸田議員はいまいち存在感を示しきれず、党三役である「政調会長」でありながら、世論調査で上位には名前が挙がらない。党員からの人気も石破議員より低く、「そもそもどんな人なのか?」といった状態である。今回出馬する候補者の中で最も知名度が低い候補であると言えるだろう。現在ではSNSをはじめ多くの広報活動を行っているが、その広がりはまだまだ小さい。自身がハト派であるということもあるが、強硬な姿勢は示さない。コロナ禍で強いリーダーシップを持つトップが求められているが、この中でどれだけ存在感を示すことができるかが鍵になるだろう。

意図せず起こった「炎上」

総裁選に向かう中で岸田議員が自身のツイッターに投稿した一枚の写真が、大きな反響を呼んでいる。

引用:https://twitter.com/kishida230/status/1300819460039667714

一家庭のつかの間のひと時として上げられたこのツイートだが、これに対して「彼女は家政婦なのか?」「この人はお手伝いではなく、妻だそうです」「日本のジェンダーギャップ指数が低い理由」といった反発の声が多く寄せられる事態となった。家庭内のほのぼのとした空気感を映した1枚ではあるが、反面、ジェンダーについての批判を受けることになってしまった。実際マスクやソーシャルディスタンスを意識した構図であるだろうが、意図しないところでの炎上となり、イメージアップの難しさを感じさせられる。批判に対する擁護も多く、「当事者が満足しているのだから部外者が口出すことではない」「失礼だろ」といった反論も多く見受けられた。日本の家庭の在り方とは、未だ決着のつかない問いである。

筆者の考え

筆者の考えとして、岸田議員も石破議員も次の総裁選を見据えた出馬であると考えている。菅議員はまさに「ピンポイントリリーフ」であり、安倍政権の延長だ。自身も「私は総理の器ではない」と語っており、1年後の総裁選に出馬しない可能性も大いにありうる。政権運営には当然首相のイメージも必要だ。官房長官をそつなくこなしても、総理をそつなくこなすとは限らない。私の考えるシナリオとして、総裁選は菅議員に決まり、10月には衆院解散が行われ、来年の総裁選は菅議員は引退して、岸田議員・石破議員・河野議員・野田議員あたりが出るんじゃないかと思っている。しかし、政治の世界は魑魅魍魎が跋扈する、運否天賦の世界である。次回を見据えた動きが、必ずとも善と働くかは分からない。政局は絶えず水のように動く。これからどうなるかは全くもって分からない。

安倍総理の後任は?(By うの)辞意表明による記者会見では「志半ばで、拉致問題解決、憲法改正ができなかったことを無念に思う」と語った。新たな総理はどういった日本のビジョンを示すのか。これからの日本の新時代の幕開けに期待したい。 ...

 

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薬学生/千葉自民党学生部部長。1998年千葉県生まれ。大学1年生の時に薗浦健太郎衆議院議員の講義を受けて政治の世界に興味を持つ。臼井正一県議会議員をはじめ、多くの県会議員に影響を受ける。「若者と政治を身近に」がモットー。専門は医療。新たな医療の可能性を模索し活動中。趣味はオーケストラ。楽器はバイオリン。

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