コラム

エストニアの電子政府化は国を守ろうという意思だった(By タカジュン)

エストニアの電子政府化は国を守ろうという意思だった

東欧の小国「エストニア」

皆さんはエストニアという国をご存知でしょうか。聞いたことはあっても、どんな国かわからない方が多いのではないでしょうか。

エストニアは、ヨーロッパの北東部、バルト海に面した国です。

旧ソビエト連邦から独立した人口150万人の小さな国ですが、近年「ある分野」で注目を集めています。

電子政府化するIT国家

エストニアは世界で初めて国政選挙での電子投票を導入しました。
また、電子居住権制度「e-Residency」など世界に先がけて電子政府としての仕組みを構築してきました。

いずれも素晴らしい政策です。デジタル化、電子化で経済のグローバル化がますます進む中でロールモデルとなる改革です。

そもそもなぜこのような改革が進んだのでしょうか。そこにはエストニアの歴史が関わっています。

旧ソ連圏だったエストニアは、独立時に様々なデータが散在していました。

資金力がないため、新しいものを導入するのではなく多くのデータを統合するという形をとりました。
これが住民にとって便利であったことはもちろん、国家としての安全性を高めることとなったのです。

中世から現代までデンマークやドイツ騎士団、帝政ロシアに支配され、第二次世界大戦後は東西冷戦に巻き込まれソ連圏へ編入しました。

独立して資本主義国家となりEUに加盟した現在でもハッキングの脅威に晒されています。

「国家」を守るため

ヨーロッパとロシアの境目にあるという立地条件もあり、国がずっと存続するという楽観は基本的にできません。

旧ソ連からの独立記念日には、独立を祝う式典があります。そこには国民の3分の1が出席します。
「国があることが当たり前」ではないからこそ、国民意識が強いんですね。

だから物理的に国が奪われたとしても電子的に国を存続させることでエストニア民族を守る、という気持ちが根底にあるようです。

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本名高野純市。政治の情報を毎日発信する学生ツイッタラー。青山学院大学在学。WEBメディアでの民間経験を経て、政治家の事務所インターン生に。その後、WebメディアPolicyを立ち上げ。政党学生部部長。

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