コラム

ベーシックインカムで日本を活性化!(By タクリ)

ベーシックインカムで日本を活性化!

ここ数年、世界各国で何かと注目されてきているベーシックインカム。コロナウイルス感染拡大により日本でも一律10万円の特別定額給付金でさらに多く注目を浴びています。そこでベーシックインカムとはそもそもどんなものなのか?どんなメリットがあるのか?また、財源や導入方法についても考えていきます。

そもそもベーシックインカムって何?

ベーシックインカムとは国民一人ひとりに対して生活に必要な最低限の金額を無条件で定期的に給付し続けるという仕組みの社会保障制度です。

従来の社会保障制度はある一定の条件が必要でしたが、ベーシックインカムは無条件で支給されるというのが1番の大きな違いです。簡単に言えば働かなくても、ある一定の金額が国から支払われるというシステムです。

社会主義と一緒じゃないか!?と思われる方もおられるかもしれませんが、社会主義とベーシックインカムは全く違います。

社会主義は全ての経済活動において国家が介入していきます。何を作るかまで国家が決めて、そこで出た利益は国家が全て集約し、国民に配分するという仕組みです。簡単に言うと、働かなくても働いても所得は同じという事です。

それに対してベーシックインカムは経済活動において国家が介入せず、あくまでも資本主義経済の下支えとなる仕組みで、簡単に言うと、働かなくても所得は得られるが、働けばもっと多くの所得は得られるという事です。

何のメリットがあるのか?

では、そのベーシックインカムは、世の中に何を生み出し、与えてくれるのでしょうか。

貧困対策

最低限度の生活を保障するために生活保護という公的扶助制度があります。生活保護を受け取るための条件は決して容易ではありません。条件が厳しくて、受け取りたくても受け取れないケースだってあります。また、条件は満たしていても社会的プライドの観点から受け取りたくても受け取れない人もいるのではないでしょうか。ベーシックインカムは、そういった生活保護を受給出来ない貧困層の人達にもお金が行き届くので、貧困対策になります。

少子化対策

本当は子供を産みたいけれども経済的に余裕がないので産めない人はベーシックインカムで0歳児から全員が給付されるようにすれば、経済的に心配することなく、子供を産むことが出来るようになります。また、ベーシックインカムの導入で、子供を育てるのは大変だけど、収入が増えるので頑張って子供を育てようと思う人も出てくるでしょう。そうなれば十分な少子化対策になります。

労働環境の改善

職を失うことの恐怖心から今まであればブラック企業にしがみつかないといけなかった人も、ベーシックインカムを導入すればそういう恐怖心はある程度減りブラック企業にしがみつかなくてもいい状況になり、働き方改革を促す事が出来ます。そうなっていくと仕事終わりにスポーツ観戦に行ったり劇場に行ったりする人が増えて、エンタメも盛り上がるのではないでしょうか。

職業選択の自由度UP

一般的に起業家や芸術家などの仕事はリスクが高くてそういう職業を選べない人もたくさんおられますが、ベーシックインカムの導入すれば最低限の生活が担保されているので、そういうリスクの高い仕事にも手が出しやすくなり、職業選択の自由度が増えて、自分の好きなことを職業として選べる人も増えるのではないでしょうか。

地方活性化

言うまでもなく都心より地方の方が家賃は安いので、都心から地方へ人の移動を促し、東京一極集中の是正や地方活性化に繋がると思います。

行政コストの削減

社会保障制度の簡素化により生活保護や国民年金などの複数の手当てを1本化して、今まで手続きに要していた公務員の人員と手間を削減することが出来る為大幅なコスト削減に繋がります。

ベーシックインカムの課題の解決策

ベーシックインカムの導入は沢山のメリットがあると考える人達もいれば、一方でデメリットや導入が不可能だと考える人達もいます。一般的に言われているそういう課題に対して自分の考えや解決策を述べていきます。

勤労意欲が下がるのか?

1つ目は、勤労意欲が下がるのではないかという意見です。これに関しては、自分は逆だと思っていてベーシックインカムを導入すれば勤労意欲は上がると思っています。なぜなら現状の生活保護制度は働いて稼いだらその分、受給額が減ってしまって、そのため働かない方が得だと思って働かない人も多くいるからです。ベーシックインカムは生活保護のように収入関係なく、働けば働くだけ収入が増えて、しかも最低限の生活は保障されるので、勤労意欲は上がると思います

財源はどうするのか?

2つ目は、財源はどうするのかという意見です。ベーシックインカムで余計な仕事を無くすことが出来るので行政コストの大幅な削減で、ある程度新たな財源を獲得することが出来ると思います。それに加えてマイナンバーカードもしっかりと活用して、さらに大幅な行政のコスト削減が可能になれば、新たな財源を獲得することは出来ると思います。例えば、マイナンバーカードで買い物が出来れば、税金の申告もいらなくなるので税務署や市役所、年金庁の仕事は確実に減ります。そうやってコスト削減していけば、ベーシックインカム導入のための財源はある程度確保出来ると思います。また、実際にベーシックインカムの導入によってお金を給付することで景気が良くなれば、税収も自然に増加するので財源についてはそこまで心配する必要はないと思います。

どうやって導入するのか?

3つ目は、どうやってベーシックインカムを導入するのかという意見です。初めからいきなり導入する方法もありますが、色々な懸念からいきなり導入するのはやはり難しいと思います。そこで、考えられる方法が2つあります。

まず1つ目は、全ての高齢者に支払われる年金と全ての子供に支給される子供手当からスタートする方法です。高齢者と子供はそもそも労働人口ではないので、働かない人が増えるという心配もないし、それによって社会が維持出来なくなる心配も全くありません。徐々に年金の支給開始年齢の引き下げをAIやロボットなどの生産設備などの増加と平行して行うことにより、働く人が減って経済活動が低下する心配はなくなります。徐々に引き下げ最終的には全ての年齢で年金が支給されれば、これがベーシックインカムとなります。

そして2つ目は、少額からスタートする方法です。導入1年目は少額の給付金としてスタートして1年ごとに社会の状況に応じて増やしたり減らしたりするわけです。少額から導入することによって働く人が急に減ることなく、支給額が増えると同時に徐々に減っていくので社会に急激な混乱をもたらすことはありません。また、その間にAIやロボットも徐々に普及してくるため、人手不足で経済活動が低下する心配もありません。この方法の場合、ベーシックインカムを導入してすぐに社会保障をやめると生活が出来ない人が出てしまうためベーシックインカムを徐々に導入しても今の社会保障制度も継続していくべきでしょう。しかし、これでは二重給付になるためその時は今の社会保障制度を減額していく必要があります。

他にも導入方法の案は沢山あると思うので、ベーシックインカムに興味を持った人はぜひ、自分でも考えてみてください。

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