コラム

戦後を脱却できない自民党(By うの)

自民党と戦後

歴代首相は「戦後」に拘ってきた

過去を振り返ると「戦後」をテーマに繰り返し唱えてきた首相は多い。池田勇人内閣での経済白書には「もはや戦後ではない」と書かれ、中曽根康弘元首相は「戦後政治の総決算」と繰り返し唱えた。現在ではご存知の通り、安倍晋三首相が「戦後レジームからの脱却」を唱えている。75年経ってもなお、それだけ「戦後」意識は強く、容易に脱却はできなかった歴史がある。戦後の意味するものは何かをこれから紐解いていく。

戦後レジームからの脱却とは?

安倍内閣が発足してから「戦後レジームからの脱却」が繰り返し唱えられてきた。戦後レジームとは戦後に確立された世界秩序の体制や制度を指し、「レジーム(regime)」は政治体制という意味である。現在の日本で戦後レジームの意味するところは「GHQ占領下で出来た日本国憲法」を中心に様々に確立された戦後政治体制であり、憲法改正は戦後に終止符を打つという意味でもある。

2つの戦後レジーム

戦後レジームには2つの意味がある。1つは、多くの人が想像するように「憲法改正」だ。憲法改正を行う事で、真に日本国民が日本の法制度を決定する、つまり日本としてのアイデンティティを確立しようとするものであるという意味での戦後レジームの脱却。もう一つは高度経済成長期に確立した社会保障制度や税制、貿易、外交、地方自治からの脱却である。この2つを乗り越えた時、戦後を脱却したと言えるだろう。

戦後はいつまで続くのか

戦争を体験した世代はめっきり減っていなくなってしまった。周りを見ても、戦後に通ずるものはほとんど無く、先の戦争を思い起こすことは無い。しかし戦後は続いている。「戦後」という観念だけが75年生き続け、日本中を周っている。真に戦後を脱する事とはどういうことか。ただ戦争を過去のものにすれば脱せるというものでは無いことは確かだ。

時代は流動的なものだが、どこか画一的な部分を併せ持つ。明治天皇の崩御により、乃木希典は殉死した。ここに時代の転換点があった。新渡戸稲造や森鴎外は「立派だ」と評価したが、志賀直哉や芥川龍之介は乃木を「時代錯誤」と茶化した。正に明治の終焉であった。時代は進む。今こそ「戦後」を供養してあげようじゃないか。

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薬学生/千葉自民党学生部部長。1998年千葉県生まれ。大学1年生の時に薗浦健太郎衆議院議員の講義を受けて政治の世界に興味を持つ。臼井正一県議会議員をはじめ、多くの県会議員に影響を受ける。「若者と政治を身近に」がモットー。専門は医療。新たな医療の可能性を模索し活動中。趣味はオーケストラ。楽器はバイオリン。

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