コラム

【終戦記念日】戦後はまだ終わっていない~戦地で眠る英霊~(By TAKUYA)

「遺骨収集事業」を知っていますか?

今年も、8月15日に終戦記念日を迎えます。先の大戦で犠牲になられたすべての方々に対し、謹んで哀悼の意を表します。そこで、今回は「遺骨収集事業」について取り上げたいと思います。

「遺骨収集」とは何か

遺骨収集事業は、厚生労働省が実施している戦没者慰霊事業の1つで、第二次世界大戦における戦没者の遺体を捜索し、収容して日本に送還する事業です。JYMA日本青年遺骨収集団、日本遺族会、日本國戦死者遺体収容団、全国ソロモン会などのNPO、民間団体が活動を行っています。日本政府・厚労省が実施している活動やNPOや民間団体が実施している活動などがあります。

「遺骨収集」の現状

海外からの戦没者の御遺骨の収容は、昭和27年度から南方地域(東南アジア、南太平洋)において始まりました。これまでに、約34万柱の御遺骨を収容し、陸海軍や一般邦人の引揚者が持ち帰ったものを含めると、海外戦没者約240万人のうち、約半数の約128万柱の御遺骨が収集されました。未収容遺骨概数約112万柱のうち、海抜遺骨(約30万柱)、相手国の事情により収集が困難な遺骨(約23万柱)を除く約59万柱が未だに帰国できていない状態にあります。

学生が主体となって活動する

「JYMA」私は現在、特定非営利活動法人JYMA日本青年遺骨収集団という遺骨収容のボランティア活動をするNPOに所属しています。JYMAは1967年に発足されました。学生が中心となって、沖縄、硫黄島、マリアナ、パラオなど国内外の戦地に赴き、戦没者の御遺骨の収容活動を行っています。また、慰霊祭、戦友さんへの聞き取り調査、現地住民との親善・交流、戦史検定の実施などの活動を行っています。現在、衛藤晟一沖縄北方担当大臣、平沼赳夫元経済産業大臣、西村真悟元衆院議員が顧問を務めています。また、OBとして、国民民主党政調会長の泉健太衆院議員がいます。

「遺骨収集」の今後

平成28年、「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が成立しました。この法律により、戦没者の遺骨収集が国の責務と位置づけられました。令和6年度までの期間が遺骨収集施策の集中実施期間とされ、関係行政機関との連携強化、基本計画に基づく遺骨収集の実施について規定されました。
先の大戦から75年の年月が流れました。国のため、家族のために戦争で命を落とされた先人達の御遺骨約112万柱が、今なお海外などで取り残されています。遺骨収集は国の責務であり、国の責任で戦没者を帰還させることは当然のことだと思います。私たちは先の大戦を風化させることなく、この現状をしっかりと知ること、関心を持ち続けることが大切であると考えます。

主な遺骨収集団体の公式サイト

[一般社団法人日本戦没者遺骨収集推進協会]http://jarrwc.jp/
[一般財団法人日本遺族会]http://www.nippon-izokukai.jp/
[特定非営利活動法人JYMA日本青年遺骨取集団]http://jyma.org/
[空援隊]https://www.kuuentai.jp/index.html
[全国ソロモン会]http://www.japan-solomon.com/

核兵器って どこの国が持ってるの?
【核保有国 一覧】核兵器ってどこの国が持ってるの?キーワード解説:「核保有国」 突然ですが、問題です! 現在、核保有国は何カ国でしょうか。 第二次世界大戦からどのようにして現在の世界...

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
ABOUT ME
TAKUYA
TAKUYA
平成13年生まれ。富山県高岡市出身。東京経済大学現代法学部1年。高校在学時には新聞部の部長として、全国高等学校総合文化祭や政治家を取材。現在、一般社団法人日本若者協議会、自由民主党神奈川県支部連合会学生部、NPO法人JYMA日本青年遺骨収集団に所属。政治について勉強中。東京都在住。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。