コラム

立憲・国民民主の合流とは(By ナミ)

立憲民主党・国民民主党

立憲・国民民主の合流とは

背景

弱い野党

2006年から2007年、2012年から現在に至るまで安倍首相は歴代で一番長く総理大臣の座に就いています。しかし、安倍首相が長い間政権を握ることができた大きな理由は野党の弱さにあると私は考えています。 2012年に3年間に渡った民主党政権が失敗に終わり、2016年には維新の党と合流し、民進党を結党しました。ただ長く続かず、立憲民主党、希望の党、無所属議員の会派が結成されます。現在、希望の党は国民民主党になったものの、知名度や支持率の低さで苦しんでいます。 自民党に脅威をもたらすことができず、また有権者から幅広い支持を得られないまま、お互いの足を引っ張っているようにしか見えません。 野党が解党や結党を繰り返し混乱して間に、自民党には世間から安定のイメージが植え付き、安倍首相の長期政権を可能にしました。そんな中、野党の立憲と国民民主が合流することによって、散らばっていた支持者や議員が一つにまとまり、政権を取り戻す為する事が出来ると両党は考えています。

秋の衆議院総選挙

去年から立憲と国民民主は共同会派を結成しており、また1月に合流の交渉が行われていたものの党名や政策を巡る意見の違いが埋まらず見送りになりました。しかし、秋に衆議院解散及び、総選挙が行われる可能性が高まったことによって、合流が水面下で協議されていました。立憲・国民民主の新党にとって総選挙は知名度や議席を増やす絶好の機会であるからこそ、このタイミングで合流に踏み切ったと捉える事ができます。

合流する前に解決してほしい点

基本政策

立憲の枝野代表は会見で国民民主とは「理念が一致している」と強調するも、国民民主の玉木代表は「消費税減税や憲法論議の点では考え方を一致をさせる必要がある」と述べており、政策の面で溝があるのは明らかだ。曖昧のまま合流しても、有権者には疑問や不安が残るだけで、誰もが得しないだろう。野党第一党という地位を確定する為にも、両党しっかり話し合って、お互い納得した上で政策をはっきりさせてから合流してほしいと思う。

党名

立憲は新党名に「立憲民主党」を提案したのに対して、国民民主は民主的な手続きで選ぶべきだと主張している。知名度が高いことから「立憲民主党」にこだわるのは理解できなくはないが、海外生活が長い私は一年前までに立憲の事を全く知りませんでした。国内にも「立憲」と聞くだけで少し抵抗してしまう有権者がいると思います。衆議院総選挙では、出来るだけ多くの人にアピールする必要があるからこそ、一緒に新党名を考え、投票で選ぶのが一番好ましいと思います。

最後に

立憲と国民民主の合流が上手くいったら総選挙で議席が増え、野党第一党の地位を確立出来る可能性がある一方で、議席が伸びなければ新党やこれからの政治への期待が低下する可能性も否定できない。しかし、政策や党名が一致しないこのままでは衆議院総選挙で議席を増やすのは厳しいと考える人は少なくはないと思います。これからの政治の為にも、お互いに納得した状態で合流し、期待できる政治を実行してほしいと願っています。

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ナミ
日本生まれだが人生の大半をアメリカ、ドイツ、イギリスで過ごす。そのせいか自分のアイデンティティがまだよく分からない女子大生。現在はイギリスの大学で政治経済を学び、ツイッター(@Youth18Politics)で呟く。趣味はサッカーとドイツのラジオを聞く事。

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