コラム

コロナ対応で話題のWHOテドロス事務局長とはどんな人物なのか(By たいき)

今回のコロナウイルス騒動によって、世界で一躍注目を浴びる事となった人物の一人であるWHOのテドロス・アダノム事務局長なのでしょうか。彼は一体どのような人物なのでしょうか。

アメリカなどからは「WHOは中国よりだ」とも批判され、世界中から非難を受けているわけですが、実際にどうなのか、テドロス事務局長はどのような経歴があるのかなど見ていきたいと思います。

テドロス氏の経歴

エチオピア出身のテドロス氏は、アスマラ大学で生物学の学士号を取ると、卒業後の1986年には公衆衛生の専門家として保健省に入省しました。そして、イギリスの大学で修士号、博士号を取り、国際的に認められているマラリア研究者、2005年からはエチオピアの保健大臣として数々の功績を残すようになります。

中でも大きいのは、約40,000人の女性を健康増進労働者として雇用し訓練したことや、乳児死亡率を2006年には出生1,000人あたり123人の死亡から、2011年の88人まで削減したこと、そして、医師や助産師を含む医療従事者の雇用を増やしたことです。

そして保健大臣の任期を終えると、次は外務大臣としてのキャリアをスタートさせ、2012年のエボラ危機では、外務大臣としてリーダーシップを発揮し、感染拡大防止に極めて重要な役割を果たしたとされています。

その後、2016年には、 アフリカ連合からの支持を得て、 アフリカ唯一の候補者として世界保健機関事務局長に立候補し、 2017年5月、テドロス氏は185人中の133票という圧倒的得票数で、世界保健機関の次期事務局長に選出されました。この選挙は歴史的選挙と言われており、WHOを率いる最初のアフリカ人になり、すべての加盟国に開かれた投票で選ばれた最初の事務局長になったのです。

テドロス氏の世界からの評価

テドロス氏は、イギリスの雑誌『WIRED』 による「2012年 世界を変える50人」の一人に選ばれています。

「テドロスは革新的な技術を使用し、何百万人ものエチオピア人の命を救ってきた。 高価な病院を建設するのではなく、35,000人の医療従事者を訓練するプログラムを立ち上げた。医療従事者たちはその後、エチオピアのほぼすべてのコミュニティ、特に最も脆弱で、十分なサービスを受けていないことが多い女性と子供たちにケアを提供し続けた。 この結果、女性は家族計画を利用できるようになり、出産のタイミングと間隔を計画できるようになった。 そして今、子どもたちは、肺炎、マラリア、下痢などの致命的な病気から命を救うワクチンを接種し、治療を受けられるようになった。 5年間で、彼の研究により、5歳未満のエチオピアの子どもの死亡率が28%減少した。」(“The Smart List 2012: 50 people who will change the world”, WIRED UK, 2012)

また、イギリスの雑誌『ニューアフリカンマガジン』は、テドロス氏を、2015年の政治と公共サービスの分野で最も影響力のある100人のアフリカ人の1人として挙げました。 雑誌は彼を「先駆者」と名付け、エチオピア保健大臣として革新主義者のアジェンダを表明し、そこで健康増進労働者の大規模な展開を通じて国の健康部門を変革し、結果として大きな利益を生み出したことを評価しています。

新型コロナウイルスへの対応で批判されるテドロス氏

しかし、新型コロナウイルスの対応を巡って、テドロス事務局長に対する批判の声は高まっています。

中国をあからさまに擁護するような発言や、テドロス氏の出身国であるエチオピアと中国との親密な関係などから、テドロス氏を中国の傀儡と批判する声も上がっているのです。

今年の1月にテドロス事務局長が、習近平国家主席と李克強首相と会談した際には、

「中国側はオープンかつ透明性のある情報開示をしている。新記録と言える短期間で病原体を突き止め、WHOや各国にウイルスの遺伝子配列情報を進んでシェアしている」(CRI日本語版より)

などと、中国政府を称賛しているのを見ても、テドロス氏の中国びいきは明らかです。

最後に

いずれにしても、テドロス事務局長が中国とどのような関係で何と言おうが、世界的な「パンデミック」を引き起こしたのは中国であるという事実は変わりありません。

だからと言って頑なに「武漢肺炎がー!」と言い張る人たちはどうかと思いますが。

とにかく、テドロス氏が中国寄りの発言をすればするほど、WHOに対する信用と評価は下がり、中国をひいきするような姿勢に批判の声が高まるだけだということに早く気付くべきではないかと思います。

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たいき
たいき
1999年、宮崎生まれ川崎市育ちの大学生。趣味は旅と読書。海外旅行で様々な若者と関わるうちに、日本人の政治に対する姿勢に疑問を抱く。若者の政治参加推進を掲げて幅広く活動しながら、参議院議員の音喜多駿に憧れ政治について勉強中。現在は、衆議院東京15区支部長、金澤ゆいの下で江東区を拠点に政治活動を行う。

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