コラム

東京都知事選 序盤情勢解説&予想(By おちゃ)

小池知事安泰!?番狂わせはあるのか

主要候補の動向分析

各社世論調査や、各政党支持層の動向を探る限り小池氏再選はほぼ間違いない情勢だ。小池氏は今回自主投票を決めた自民党や無党派層に支持が浸透し、中盤戦以降も有利に戦いを繰り広げる公算だ。

一方、立憲民主党や共産党等の国政野党が推す元日弁連会長の宇都宮健児氏はある程度の知名度があるものの無党派や自民党支持層への浸透は難しく、厳しい戦いが予想される。

れいわ新選組の山本太郎氏は無党派層を中心に支持を拡大し、一部の野党支持層や保守層も支持を得る可能性があり、宇都宮氏の得票数を超える可能性も低くないのではないかと思われる。

日本維新の会が推す元熊本県副知事の小野泰輔氏は支持を都内に眠る第三極票を中心に票の掘り起こしを目指すと見られるが、他の候補より知名度が低い事が課題だ。ただ、大票田の無党派・自民支持層から支持を獲得する要素があり、予想以上に善戦する可能性が高い。

ホリエモン新党公認(N国推薦)の立花氏、服部氏、斎藤氏はいずれも当選を目的にしていない。あくまでも党名の売名が目的で、次期衆院選をにらんだ動きであるとされる。ただし立花氏は各メディアで主要候補として扱われていることもあり一定数の得票率を確保できるだろう。

その他の候補は独自の戦いを繰り広げる。

支持政党別の動向予想

JX通信社や朝日新聞など、東京都内で行われた世論調査を元に動向を予想していく。(国政議席数順)

自民党

都内支持率最大手の自民党支持層内では小池知事支持が50%を超えており、今回の知事選でも多数が小池氏に投票すると見られる。

ただ、東京都連は小池都政に反発を示しており一定数は維新推薦の小野候補などに流れると推測される。

立憲民主党

都内二番手の支持率は野党第一党の立憲民主党だ。朝日新聞調査やNHK出口調査等からも全国平均より高い数値が検出されており、東京は最も支持率の高い地域と評することができる。同党は共産党等とともに宇都宮健児氏を支援している。

ただ、支持母体の連合東京が小池氏支持へ回ったことや前回の都知事選でも同党の前身となる民進党も野党統一候補への投票が4割にとどまるなど支持層を固めきれなかった経歴がある。今回はさらに左派色が強い宇都宮氏への投票に拒否感が生じる懸念もある。

また、立憲支持層も過半数が小池知事を支持しているとのデータもあることから、少なくとも立憲支持層の3割~5割程度は小池氏など宇都宮氏以外に投票すると予測される。

国民民主党

今回自主投票であることに加え、都内では支持率が極めて低いことから支持層の動向が大勢に影響を及ぼさないだろう。

ただ支持母体の連合東京が小池知事を推薦していることから、支持者の多くは小池氏に投票する可能性が高い。

公明党

都内70万票の組織票を保持する公明党は党として推薦や支持表明は行わなかったものの、山口代表の発言などから小池知事を実質支援していると考えられる。

同党支持者内での小池知事支持は7割を超える等していることから支持者のほとんどが小池氏に投票するとみていいだろう。

日本維新の会

維新は元熊本県副知事の小野泰輔氏を推薦。都議補選の候補者と連携しながら選挙戦を展開する。昨年参院選の躍進や支持率上昇の追い風に乗り票の上乗せを図るものの、同党の都内支持は1%前後(NHK出口は3%)であることから基礎票はあてにならず、無党派層や今回自主投票となる自民党支持層にどれだけ浸透するのかがカギになる。

ただ、大阪とは違い都内では維新票を固めるのは容易ではない(昨年参院選では終盤情勢でようやく7割型支持固め)前例があるためにまずは同党支持層内の浸透が課題になるのではないか。

共産党

都内では公明党とほぼ互角の力を持つ共産党は、立憲民主党などと共に宇都宮健児氏を支援している。

過去二回同党は宇都宮氏を支持していた事などを考えれば小支持層の多数が同氏に投票すると見られる。

市民連合の山口次郎教授などと連携して選挙戦を戦っているようだが、これは何かの前兆ではないかと私は危惧している。

社民党

国民などと共に都内では支持が全く浸透していなく、同党支持層の動向は全体を大きく左右するものではないためここでは詳細は割愛する。ただ支持層のほとんどは宇都宮氏に投票すると考えられる。

れいわ新選組

山本太郎氏を公認候補として擁立。同党は前回参院選で比例区約50万票を獲得。さらに代表自身が立候補することにより支持者のほとんどは山本氏に投票するだろう。

NHKから国民を守る党

立花党首率いる「ホリエモン新党」の公認候補者三名(立花、斎藤、服部)を推薦。

都内10万票前後あるとされるN国票の大半は知名度のある立花氏に投票されると考えられる。

おちゃの都知事選予想

現時点では自公、無党派層、立憲支持層の一部など幅広い層の支持を集める小池知事が前回並みの得票率で当選する可能性が高い。二番手は左派票を固める宇都宮氏とれいわ山本氏が激しい争い、維新推薦の小野氏が追い上げる展開になると予想する。

小池氏に逆転する候補者が出現する可能性は極めて低いが、自民党の水面下での動きや無党派層の獲得状況(4候補で均等に割れることも否めないのでは)により二位以下の情勢が大きく変わる可能性が高い事はあらかじめ指摘しておく。

ただし、多数の都民がまだ投票先を決めていないとみられ情勢は流動的である。

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浪人中の大学受験生。オウンドメディアのおとな研究所・選挙業界最大手の選挙ドットコム契約ブロガー。 Twitterでは「おちゃ」という名で活動し、選挙や政局などの情報を発信する。

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